DOMOPADO SPECIAL CONTENTS

企業×DOMOぱど


関西を笑いで盛り上げるよしもとの芸人さん達に
「仕事」「夢」「地元」をテーマに
突撃取材してきました

今回のええ仕事芸人は

清水けんじ
清水けんじ(しみずけんじ)

生年月日:1975年7月16日
出身地:京都市京都府伏見区

喜劇役者。お笑いタレント。元漫才師。
漫才師を目指し1995年にNSC大阪校に入学。
(前年の春にNSC大阪校13期を受けるも面接で落ち、後期14期オーデションの存在を知らずにやり過ごした後、ようやく15期で入学している)
漫才コンビでデビュー後ほどなくして頭角を現し、次代の若手芸人の一人として注目される。
コンビ解散後ピン芸人時代を経て、2008年「第4個目金の卵」として吉本新喜劇に加入、喜劇役者としてのキャリアをスタートさせる。
舞台回しとツッコミで舞台を盛り上げる、しみけんの愛称で親しまれる吉本新喜劇の看板役者の一人。
若い頃の僕はホンマにアホやった
編集:喜劇役者として年々円熟味が増すしみけんさんですが、そもそも芸人になろうと思った動機は何だったんでしょうか。

しみけん:最初に言っておきますけど邪念だらけですよ(笑)。
若い頃の僕は真面目に働くのが嫌で、楽してお金を稼ぎたい、でも目立ちたい、それが叶うのがお笑い芸人だと思っていたんです。
目指したのは漫才師です。
ダウンタウンさんへの憧れと、純粋に漫才が好きだったというのが理由です。
最初にコンビを組んだのがNSCで同期だった麒麟田村のお兄さんです。
その後に別の相方とフロントストーリーというコンビを組みました。
どちらのコンビも同世代の中ではトップクラスやったと思います。あ、でも僕の力では無いですから。
どちらのコンビもネタを書いてくれていたのが相方で、いつもがんばって面白いネタを用意してくれていました。
そのお蔭なのに当時の僕は何もわからずに、調子に乗ってええ気になっていたんですよ。遅刻もしたりして。
若い頃の僕はホンマにアホやったんです。
芸人を目指した動機も邪念だらけでしたし、プロの芸人としての真剣さも足りていなかったんですよ。

編集:今のしみけんさんからは想像できないです。

しみけん:基本的に今もそんなに変わっていませんよ、食べていかないといけないとか、そういうことは有りますけど(笑)。
フロントストーリー時代、baseよしもとで当時FUJIWARAさんらが活躍されていた頃なんですけど、次代を担う若手メンバーを決めると言うようなネタトーナメントがあったんです。
決勝戦に残ったのが僕達と当時まだ駆け出しのミサイルマンやったんです。
僕は優勝は当然自分たちだと、何の根拠も無い自信でそう思っていました(笑)。
で、優勝したのはミサイルマンでした。
その出来事が考えるきっかけになったかもしれませんね。
それから何年かしてコンビを解散してピン芸人時代があって、吉本新喜劇に入ったんです。
しみけん、吉本新喜劇加入の裏話
編集:吉本新喜劇に加入されるきっかけというのは?

しみけん:ピン芸人になった頃、多くの先輩芸人さん方に支えていただいたんです。
自分の番組に呼んでくれたりお仕事を振ってくれたりで、コンビ時代よりも忙しくなりました。
ですが感謝しかない反面、自分の力で得たお仕事ではないのでいつかは無くなる。
そういう将来への不安も大きかったんです。
そんな時期にお世話になっていた作家さんが口にされたのが吉本新喜劇の一言やったんです。
当時は漫才全盛の時代でしたから新喜劇のことはまったく頭になかったんです。
全然知らない世界でしたので良くしていただいていた先輩のたむらけんじさんに相談したんですよ。
「お前の好きにしたええやん」と、そんな感じで終わったんです。
それからしばらくして吉本新喜劇の川畑泰史さんを通じて僕の知らないところでたむらけんじさんが動いてくれていたのを知ったんです。「清水けんじが新喜劇に入るかもしれません、その時はよろしく頼みます」と声掛けをしていてくれはったんです。
それを知って腹を括ったんです。「やらなあかん」と思いました。
そして吉本新喜劇にはオーデションを受けて入る道を選んだんです。
しみけんの夢は大阪城ホール
編集:「吉本新喜劇座員総選挙2024」が始まっていますね。

しみけん:今年が3回目の開催です。1回目の時は何もわからず何もせずで惨敗やったんです(笑)。
これじゃだめだと思って昨年は他の座員さんを見倣って慣れないSNSを駆使して頑張って、なんとか9位に入りました。
今年はさらに上を目指して毎日SNSをやっているんですよ。
8月中が投票期間なんで皆さん応援してください(笑)。

編集:最後に、しみけんさんのこれからの夢をおしえてください。

しみけん:僕なんかが言うと笑われるかもしれないですけど、夢は大阪城ホールです。
自分で書いて演出した新喜劇を大きな舞台でやってみたいと思っているんです。
来月に公演をさせていただきす。
これを一歩目にして最後は大阪城ホールまでたどり着けるようがんばります。
告知
よしもとInformation
【吉本新喜劇】2024.9.19 なんば寄席2024~豪華新喜劇と爆笑漫才~(公演情報)
【FANYチケット】2024.9.19 なんば寄席2024~豪華新喜劇と爆笑漫才~(チケット販売)
吉本興業株式会社/トップページ
ええ仕事芸人バックナンバー